浄土真宗概要 ② 親鸞聖人を生菓子ワークショップで偲ぶ会 にあたり

9/14(土) は「親鸞聖人を生菓子ワークショップで偲ぶ会 https://www.facebook.com/events/495566911268792/ 」です。

① 影絵による親鸞聖人の生涯のお話のあと、
② 親鸞聖人にちなんだ生菓子を製作し、
③ お抹茶とともにいただきます。

影絵と生菓子を通して、仏教を味わうワークショップです。
前回、浄土真宗概要 ① https://naoshichi-kyoto.jp/blog/jyoudoshinsyuu-shinran-hounen-zenran/ の続きです。

 

◎ 親鸞聖人の門弟

親鸞の門弟は「親鸞聖人門侶(もんりょ:門弟の人々)交名帳(きょうみょうちょう:人名を書きつらねたもの)」に記載された49名他、70名ほどといわれています。

有力な門弟は、各地に門徒(念仏者グループ)をつくりました。
● 真仏 – 高田門徒 – 阿佐布門徒, 佛光寺門徒, 和田門徒
● 性信 – 横曽根門徒 – 瓜生津門徒, 木辺門徒
● 順信 – 鹿島門徒

その他、覚信、常念、唯円、如信なども、有力な門弟として挙げられます。

 

◎ 親鸞聖人の遺骨

親鸞の遺骨は最初、京都の大谷に納められ、それから約10年後の1272年、吉水の北辺にある大谷廟堂(びょうどう:墓所)に移されます。

大谷廟堂はもともと、末娘「覚信尼」の居住地でした。この廟堂や敷地などはあくまで門徒のものでしたが、管理は代々、覚信尼やその子孫が行いました。

現在は、浄土宗知恩院の北に位置する知恩院塔頭(たっちゅう:寺院の敷地内にある子院)のひとつである「崇泰院(そうたいいん)https://goo.gl/maps/6QnrYEHhLRYjkAmn8 」となっています。

 

◎ 三世覚如上人(1270-1351)

開祖親鸞、二世如信(長子善鸞の子)の後を継いだのは、三世覚如(覚信尼の孫)でした。そのころ本願寺は、国家から教団として承認されます。

覚如は、親鸞の遺跡を巡拝し、三十三回忌に「報恩講式 https://naoshichi-kyoto.jp/blog/houonkou-shinran-jyoudoshinshuu/ 」を作り、「本願寺聖人親鸞伝絵」を書くなど、全真宗教団を統一しようとします。

しかし全国各地には、先に述べた高田門徒や木辺門徒など、有力な門弟が作った門徒集団があり、覚如の思惑通りには進みませんでした。

 

◎ 四世善如上人(1333-1389)〜七世存如上人(1396-1457)

浄土真宗は世襲制で、四世善如(覚如の子)から五世綽如(しゃくにょ)六世巧如(ぎょうにょ)七世存如(ぞんにょ)と、子から子へ引き継がれます。

この100年間、京都では浄土真宗の一派「佛光寺」が盛んでした。

 
次回「浄土真宗概要 ③」は、「◎ 八世蓮如上人」に続きます。

 
合掌
直七法衣店 四代目 川勝顕悟

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