先日、ナオシチブログでご紹介した「命いただく輪袈裟」、おかげさまで大好評いただいております。そしてこのたび、アメリカの浄土真宗本願寺派団体であるBCA(Buddist Churches of America)の125周年を記念して、命いただく輪袈裟のデザインをアレンジした「門徒式章」が新登場!その名も「命いただく式章」です。
今回は、BCAともご縁のあるサンマテオ仏教会のYuko Surukiさんにインタビューしました。BCAのことや命いただく式章のご感想を伺います。
Yuko Surukiさん サンマテオ仏教会でダームスクール講師と仏教会副会長として活動中。ご縁ありナオシチさんと一緒にBCA125周年を記念して、命いただく門徒式章を企画。 |
ーーYukoさん、今日はありがとうございます。まず、BCAについて教えてください!
Yukoさん:BCAとはBuddist Churches of Americaの略で、サンフランシスコに本部を置く浄土真宗本願寺派の団体です。明治32年に移民した日系の方々が西本願寺に直訴して、日本からサンフランシスコに二人の僧侶を迎えたのがその始まりとされています。アメリカには禅やチベット仏教など、多くの仏教系団体がありますが、その中でも一番古い団体です。今年(2024年)で設立125周年を迎えました。
ーー普段はどういったご活動をされているのでしょうか?
Yukoさん:浄土真宗のお寺なので「南無阿弥陀仏」とお念仏をして、日本と同じしきたりでおつとめをしています。おつとめの内容も讃仏偈や重誓偈といった日常の勤行を行っている他、報恩講や降誕会も開かれています。
ーー125周年の記念行事はどういった様子でしたか?
Yukoさん:125周年記念行事は日本から僧侶が来られた記念の日にちなみ、9月1日に実施しました。といっても、イベントはオンラインが中心です。
イベントは約5時間にわたる大規模なもので、法要のほか、125年を振り返ったり、ライブパフォーマンスを行ったりしました。YouTubeでもライブ配信を行ったのでアーカイブが残っています。ぜひご覧ください。
<法要の様子>
<イベントの様子>
ーーどういったご縁で直七の輪袈裟を購入されることになったのでしょうか?
Yukoさん:BCAの125周年を記念して、ダーマスクールの先生と子どもたち用に、お揃いの門徒式章を作ることになりました。その際、ストックトン仏教会のキャンディス シバタ先生がナオシチさんの「命いただく輪袈裟」を見つけられたんです。とても可愛いデザインだったので、門徒式章バージョンを製作していただくことになりました。
「命をいただいている」ということは、ダーマスクールの子どもたちに学んで欲しいことですし、私たち大人でも忘れないようにしたいですね。
門徒式章に、命をいただいて生きている私たちというメッセージがあり、その斬新なアイディアにみんな感動していました。最初の大人用の150領はあっという間に完売し、2回目の発注をさせていただきました。
ーーありがとうございます。想いやデザインを気に入ってくださり嬉しいです。
Yukoさん:式章といえば紫や地味な色のものが多く、子どもたち向けであれば、もう少し明るくて、楽しい柄のほうが良いと思ったんです。また、「命をいただく」というメッセージもすごく良いですよね。つい忘れがちな「命をいただいている」ということを、式章を通して思い出させていただくんです。
私も仏教に出会うまでは「命をいただいている」ということに気づきませんでした。そもそも、宗教に興味もなかったし、まさかお寺に通うようになるとは思ってもみなかったです。
お寺とのご縁があって、すべてのものに支えられていることに気付かされましたね。アメリカで仏教に出偶えたことに感謝しています。
ーー最後に、今後のご展望をお願いします。
Yukoさん:やはり、アメリカでももっと多くの人たちにお念仏が広まることが大切です。アメリカでは、自分をファーストに考える文化も根強いので、こうした価値観が浸透するのには時間がかかるかもしれません。それでも、BCAがご縁となって浄土真宗のみ教えが広まるよう、活動を続けていきたいと思います。
そして、お寺の良いところは子どもから高齢者まで全員が揃うところです。世間を見渡しても、そういった施設はなかなかありませんよね。そうした魅力を活かして、お互いが心置きなく集い、ともに阿弥陀さまのみ教えを聞かせていただけるところになっていければ良いなと思います。
ーーありがとうございました
命いただく輪袈裟/式章 ECサイトにて販売中です
今回、ご紹介させていただきました命いただく輪袈裟・式章はナオシチECサイトで販売させていただいております。
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