【得度】浄土真宗本願寺派の僧侶になるには?|得度までの流れと準備

浄土真宗本願寺派で僧侶になるには、所属寺院のご住職の同意を得たうえで、得度講習会、得度考査、得度習礼を経て、得度式を受けます。学校・仏教学院等での履修状況により、講習会や考査が免除となる場合もあります。日程や手続きは年度によって変わるため、所属寺院と最新の公式案内を確認しながら準備しましょう。

得度とは

浄土真宗本願寺派の僧侶になるためには「得度(とくど)」と呼ばれる手続きを経る必要があります。

一般的には「得度をする」と表現することが多いです。浄土真宗の宗祖である親鸞聖人は9歳のときに比叡山で得度を受けられました。

浄土真宗本願寺派における得度式は、宗門の僧侶としての誓約を結ぶ儀式です。宗派によって僧侶になるまでの過程は異なります。本願寺派では、得度講習会や得度考査、得度習礼を通して、僧侶として必要な知識や作法を学びます。

得度までの基本的な流れ

  1. 所属寺院のご住職に相談し、同意を得る
  2. 所定の手続きをする
  3. 得度講習会を受ける
  4. 得度考査を受ける
  5. 得度習礼を受ける
  6. 得度式を受ける

学校・仏教学院等での履修状況により、得度講習会や得度考査が免除となる場合があります。詳しくは所属寺院や教区教務所へご確認ください。

得度講習会で学ぶこと

得度講習会では、宗制の大意、仏教の基礎知識、法式規範の基礎知識、勤式作法の基礎を学びます。受講にあたっては、所属寺院のご住職の同意が必要です。修了者には修了証が交付され、その有効期限は交付の日から3年間です。

得度考査で問われること

得度考査は、筆記・実演・口述で行われます。筆記は宗制の大意、仏教の基礎知識、法式規範の基礎知識から。実演は正信偈和讃、御文章、そして黒衣と五条袈裟の被着法です。口述では、得度習礼と得度式に臨む意思などが問われます。

合格証の有効期限も交付の日から3年間で、この期間内に得度習礼を修了する必要があります。当日必要な法衣袈裟の用意や貸与の有無は、所属寺院や最新の案内でご確認ください。

日程・申込方法の確認

日程、対象、締切、申込方法は年度によって変わります。所属寺院を通して、最新の本願寺派公式案内をご確認ください。締切前でも定員に達すると受付終了となる場合がありますので、早めの確認をおすすめします。

法衣袈裟の準備は、3か月以上前から

得度の日程が決まったら、法衣袈裟や得度用品は3か月以上前を目安にご相談ください。既製品で対応できる場合もありますが、体格に合わせた仕立て、季節に合わせた素材変更、ご注文が重なる時期には、通常より日数がかかります。

ご予定が決まっている場合は、1年前からでもご相談いただけます。1か月前ではご用意が間に合わない場合もあるため、ご検討の段階から早めにご相談ください。

※3か月以上前という目安は、法衣袈裟・得度用品を準備するための直七法衣店からの推奨です。宗派の申込期限とは異なります。

会場と交通手段について

得度講習会と得度考査は、全国各地の教区教務所、または本願寺西山別院内の研修道場で行われます。得度習礼は西山別院、得度式は本山(西本願寺)で行われます。

会場や集合時間、交通手段は、年度・実施回ごとの案内をご確認ください。大きな荷物を伴うため、事前に移動方法を確認しておくと安心です。

得度習礼で学ぶこと

得度習礼の期間中は、勤式作法や被着法などを学びます。期間、持ち物、必要書籍は年度や実施回によって変わる場合があるため、最新の案内を必ず確認してください。

期間については、得度式規程第18条に「習礼の期間は、10日間とする」と定められています。実際の日程は、習礼10日に得度式当日を加えた形で組まれています。

得度講習会と得度習礼で必要となる書籍は、本願寺出版社で取り扱いがあります。

法衣袈裟・得度用品の準備

得度習礼では、黒衣、布袍、白衣、襦袢、袈裟、念珠、雪駄などの準備が必要です。必要な数量、仕様、紋、季節に合う素材は、所属寺院や最新の案内を確認しながら揃えます。

直七法衣店では、得度日、身長・体重・ウエスト、足のサイズ、得度後の着用予定を伺いながら、必要品と素材をご案内しています。

得度に必要な用品は、一式でそろえたご案内もしています。どんな品が必要になるのかを写真でまとめていますので、準備の目安としてご覧ください。

得度用品一式(黒衣・布袍・白衣・襦袢・念珠・中啓・雪駄など)
とくとく得度|得度用品一式のご案内