真言宗さん如法衣。修繕です。

◎ 真言宗 如法衣

お盆までに、とご依頼。真言宗さん如法衣、修繕です。

如法衣「にょほうえ」と読みます。真言宗/天台宗/浄土宗で使われるお袈裟。壊色(えじき)の鬱多羅僧(うったらそう)で、三衣(さんね)の一つ。縦七条から成るので、七条袈裟(しちじょうげさ)ですね。。

なんのこっちゃ。興味ありますでしょうか。。またこのような袈裟の分類も、まとめる予定です。

何件かの法衣店さんで断られたり「一ヶ月かかります」との返事だったそう。確かにイレギュラーで急なご要望は、対応しきれないことがあります。儲かる仕事でもないし、そもそもどの法衣店も縫い子さんは不足気味ですしね。(違う理由かもですが)

 

◎ 宗教の必要性

今後、お寺も法衣店も業界的に衰退していくなかで、知識技術をどう伝えていくか。そもそも伝える必要があるのか。宗教は必要か。法衣袈裟も含めて、原点回帰する時期かもしれません。時代を見定めて、形態を変えてでも、その知識技術経験を応用できるところはして、本筋のようなものを伝えていければと考えています。

なんとなく宗教は、教育文化と併せて必要かな。今の形のままでいいかは、わかりませんが。

 

◎ 夏冬各年一回のメンテナンス

拝見したところ、割とすぐ直りそう。段取りもついたので、承りました。早めのお手入れで、致命傷を免れる場合もあります。車検と同じですね。

当店のお得意さんは、6月と10月の衣替えに、そのシーズン着用された法衣袈裟を当店にお預けいただきます。そして当店で「手をかけて直すもの/洗濯のみのもの/手をかけないもの」と、それぞれの法衣袈裟の状態を判断し、夏冬各年一回のピットイン。長い目で見ると、細々メンテナンスに出したほうが、末永くトータルお得にご使用いただけるかと思います。

では今回のお袈裟も、期待に応えられるよう、しっかり修繕させていただきます。

 
合掌
直七法衣店 四代目 川勝顕悟

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