法衣の寸法、合っていますか?
黒衣、色衣や布袍、白衣、袴などの寸法(サイズ)。身丈(長さ)が短く “チンチクリン” な状態だったり、裄(袖)が長すぎたりしていませんか?
そもそも、法衣の「標準寸法」ってあるのでしょうか?今回は、そんな法衣袈裟の寸法についてお話ししたいと思います。
法衣の標準寸法
法衣袈裟と一言で言っても、それぞれに標準となる寸法が異なります。
・黒衣/色衣:紋袴を履いたとき、紋が一つ見えるくらい
・布袍:脛(すね)の中央前後
・白衣/袴:足袋のこはぜ(止め金具)あたり、地肌が見えないくらい
とはいえ、実際に寸法が合っているのかを判断するのはなかなか難しい方もいらっしゃるかもしれません。
寸法が合っているか自信のない方や、新調をされる際に確認をご希望される方は、ナオシチにご相談ください。
LINEやメッセンジャーなどのSNSを通して、写真や動画をもとに、電話相談いただくことも可能です。
今お持ちの衣から〇〇cm長く短く
ナオシチの法衣は、基本的に身長/体重/お腹まわりなどからお仕立てさせていただいています。しかし、「今お持ちの衣から〇〇cm長く短く」の方が満足いただけることもあります。
というのも、骨格や着方、お好みや慣れた長さがあり、一般的な標準寸法でお仕立てしても、それがその方にとって最適な寸法でないことも、往々にしてあるからです。
また、そもそもご自身の最適な寸法をご存知でない方もいらっしゃるかもしれません。ですので、ご来店いただいた上で採寸し、その方のお好みを考慮した上で、直七としての適寸でお仕立てさせていただきます。
昨今の体型、たとえば腕が平均よりも長い方ですと、既製品では裄(袖の長さ)が短いので、お好みに応じて長くさせていただくこともあります。
また、胸板が厚い方(ラグビー体型・女性ではバストが大きい等)の悩みとして、ウエストで合わせると胸が窮屈で、大きめにするとウエストや裾あたりが大きい、といったことがあります。
こちらも、腰の紐をつける位置をかえるといった調節を行い、着やすく仕立てさせていただいています。
価格据え置きオーダーメイドが基本
ナオシチの法衣は、他の法衣店さんでよく見かける「S/M/L」のような量産寸法ではありません。
みなさんの体型に合わせたオーダーメイドを基本としています。(※特別大きな方は、生地量などから追加料金いただきます)
一部法衣は即納可
また、お急ぎの方は、寸法が合えば、一部法衣の仕立て上がり品を即納させていただくことも可能です。どうぞお気軽にお問い合わせください。
法衣袈裟、なんなりとご相談ください
「どんなにいい正絹を使った法衣袈裟であっても、寸法が合っていなければ元も子もない」とナオシチは考えています。
納得してご購入いただきたい。そのためにも、お困りのことや懸念されていることがあれば、是非ナオシチまでご相談いただければと思います。
今回は、法衣袈裟の寸法に関することをお話ししました。寸法だけでなく、法衣袈裟仏具ほか、お寺関係の用品につきましては、直七法衣店 四代目ナオシチに直接ご相談ください。全力で対応させていただきます!
直七法衣店 四代目 川勝顕悟
合掌