お悩み
足袋の足裏部分のきれいな洗い方を教えてください
回答
僧侶寺族のみなさま。日々の洗濯、お疲れさまです!
今回のお悩みは、足袋の洗濯方法ですね。当然ですが足袋は足裏が床に接するので、どうしても黒ずみなどの汚れがついてしまいます。また、時として頑固な汚れがついていることもあり、洗濯にご苦労されている方が多いようです。
まず、足袋の頑固汚れには、つけ置きよりも固形石鹸で擦る方法が有効です。
そして、オススメの固形石鹸はウタマロやブルースティックが定番として挙げられます。他には、ドイツの「アルマウィン」という固形石鹸があります。
こちらは先日、ある坊守さんから教えていただいた石鹸で、蛍光増白剤や合成保存料など不使用の、環境にやさしい成分でつくられています。肌に優しい、弱アルカリ性の石鹸なので、足袋の汚れはもちろん、服のシミを落とすときなどにも使えます。
<参考>
ウタマロ石鹸:油汚れや黒ずみに強い定番品。
ブルースティック:手軽に使えるスティック型石鹸。
アルマウィン:環境に優しい成分で肌にも優しい石鹸。
関連質問
ゴシゴシ擦っても傷みませんか?
足袋の裏面は丈夫に作られていますので、ある程度ブラシで磨いても問題ありません。石鹸を直接こすりつけ、様子を見ながら、ブラシで磨いてください。
熱いお湯で洗っても大丈夫ですか?
熱いお湯ではなく、ぬるま湯ぐらいが安全です。生地により、熱いお湯で洗うと、縮んだり生地が傷む可能性もあります。
足袋の黒ずみが落ちない場合はどうすればいいですか?
固形石鹸を使用しても落ちない場合、酸素系漂白剤を部分的に使用するのも効果的です。
そもそも足袋を汚さない方法はありますか?
一番現実的なのは、足袋カバーを活用することです。足袋カバーとは、その名の通り足袋の上から履くもので、こちらを活用していただくと物理的に足袋裏の汚れは保護されます。
お寺の縁側や汚れが激しいところ、墓地に行くときなどに使えます。また、足袋カバーの素材はナイロン100%の化学繊維なので、洗濯もしやすくなっていますので、必要に応じてご活用ください。
季節に合わせたおすすめの足袋
夏、冬、そして通年使用していただけるおすすめの足袋をご紹介します!
その他のお悩みや質問もどしどしお寄せください!
今回は、足袋の洗い方について解説しました。洗濯に関するご相談はもちろん、商品購入やメンテナンス、破損に関する質問も受け付けています。
些細なことでも結構ですので、不明・不安な点などありましたら、ナオシチ公式LINEまでご相談くださいませ!