法衣袈裟を長持ちさせるためには、正しい畳み方をもって保管することが必要不可欠です。とはいえ、もしかすると正しいたたみ方をご存知でない方、お忘れの方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今回はナオシチが切袴のたたみ方を画像や動画を交えてお伝えします。どうぞご活用ください。
動画による解説(YouTube)も行っていますので、こちらもあわせてご覧ください。
まず、袴のたたみ方は大きく分けて3つのステップがあります。
1.袴を1/3に畳む
2.前後の紐を畳み、巻きつける
3.紐先を穴に通し、完成
さまざまな方法がありますが、一つの方法としてご参考にしてください!
それでは、順番に見ていきましょう。
1. 袴を1/3に畳む
裾(すそ)側から1/3折り、腰側から1/3折る。
※折り目どおりでOKです
2.前紐(細い方)を1/3に畳む
左右の前紐をそれぞれ1/3に畳み、クロスするように置く。
動画による解説(YouTube)は→ こちら
3.後ろ紐(太い方)を畳む
① 左の後ろ紐を巻く
左の後ろ紐を、2.でクロスした下から上に通す。
左の後ろ紐で、左側の紐すべてを反時計回りに1周巻きこむ。
② 右の後ろ紐で巻く
右の後ろ紐で、右側の紐すべてを時計回りに1周巻きこむ。
動画による解説(YouTube)は→ こちら
4.穴に通す
右の後ろ紐の先を、左にできた穴に通す。
左の後ろ紐の先を、右にできた穴に通す。
5.完成!
以上「切袴の畳み方」でした。
ちがう畳み方があれば、教えてください!
→ 直七LINE|法衣袈裟相談所
動画による解説(YouTube)は→ こちら
まとめ
今回、説明させていただいた方法の他にも、さまざまな袴の畳み方があります。(例えば、今回は前紐を3つ折りにしましたが、4つ折りにする方法もあります)
また、袴そのものにも様々な種類があります。切袴は大きく分けて「馬乗(うまのり)袴」と呼ばれる股の割れたタイプと、股の割れていないスカート型の「行灯(あんどん)袴」と呼ばれるタイプがあり、前者を着用することが一般的です。
さらに、夏用や冬用、化繊や正絹といった生地の違いもあるので、その種類はさまざまと言えるでしょう。
このあたりも改めてご説明させていただきますが、袴をご購入の際はぜひナオシチまでご相談ください!(四代目ナオシチ直通LINEはこちら)
袴のみならず、他の法衣袈裟の着方・畳み方も随時動画や記事にて配信予定です。一覧にない着方・畳み方は、ご要望あらば追加しますので、ぜひお伝えください。
法衣袈裟の着方・畳み方一覧は→ こちら(随時更新)