俗袴を着用するメリット3選

こんにちは。直七法衣店のナオシチです。

突然ですが、得度習礼で着用する「俗袴」、その後のお参りでも着用していますか?
そういえばあまり着用していなかった、という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、今回は普段のお参りでも俗袴を着用する良さについて、一緒に考えてみましょう。

俗袴ってなんですか?

そもそも俗袴というのは、日常的に着用する袴のことで、主に布袍の下に着用するものです。浄土真宗以外の宗派では「道中袴」と呼ばれることもあります。

しかし、浄土真宗本願寺派での被着法では「『衣体を着用のときは、白衣(はくえ:白服びゃくふく)・白襦袢(しろじゅばん)・白帯(はくたい:白衣用の白い帯)・白足袋(しろたび)を用いる。ただし、布袍・輪袈裟の場合は、俗服または洋服の上に着用してもよい。』(※浄土真宗本願寺派 勤式指導所ホームページより転載 http://gonshiki.hongwanji.or.jp)とあり、必ずしも着用する必要はありません。

なので、普段のお参りでは俗袴を省略している方も多いのではないでしょうか?

俗袴を着用するメリットとは?

ナオシチとしては、俗袴を着用するメリットは以下の3つがあると考えています。

(1)白衣の乱れを防げる

袴を着用する最大のメリットは、白衣の乱れを防げる点にあるのではないでしょうか?

白衣のみで歩いていると、どうしても裾が乱れてしまいます。そこに袴が備わることで、白衣の裾が乱れにくくなるのです。

(2)温かい

2つ目のメリットは温かいことです。特に冬場のお参りでは足首が冷えることもあります。袴があることで足元からの冷気を防ぐことができ、足首が冷えにくくなります。一方、夏は通気性の良い夏物の俗袴がありますので、蒸れる心配はありません。

(3)きっちり見える

3つ目のメリットは完全にナオシチの主観ですが……、何といっても袴があることで、きっちりとした見栄えになります!

襟元は襦袢、白衣、布袍のラインが綺麗に揃い、足元の裾は袴で整える……袴一つで正式感がでます。

俗袴に関するご相談もナオシチまで!

今回は、俗袴を普段から着用するメリットについて、ナオシチの考えをお伝えいたしました。得度習礼の際に新調した俗袴を着用するのはもちろんですが、俗袴にも様々な種類があります。この際に、是非新たな俗袴をご検討ください。色合いから生地の種類まで、皆さんお一人おひとりに合った俗袴をお探しいたします。

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この記事を書いた人

直七法衣店 四代目 川勝顕悟


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